【シューズレポ】ペガサスターボとズームフライFKとメタライドと。

先日バインバインの中(まだ言ってるw)皇居走ってきたまっさんです。今回はレンタルで履いた3足のシューズの比較です。ブログレポートと言うと結構主観的なものが多いのですが今回はパワーメーターを使って客観的指標の中でレポを書いてみました。

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バインバイン♡のイメージこの中なんども行ったり来たりして書いたレポなので心して読んでほしい!長いけどw

ざっくり3足比較


皇居を気持ちよく走れるペースで3周した。特に設定ペースは決めずあくまでもペースジョグ感覚で。フォームが崩れるほどスピードはあげない、ジョグ感を大切に走る。
単純にタイムだとペガサスターボが1番良い、続いて22秒遅れでズームフライ、65秒遅れでメタライド。

細かくてわかりにくいと思うが、ガーミンの結果。
レーニング強度はほぼ同じなので疲れ方は3周してもほぼ同じ。このくらいのペースならばどの順番で走っても脚は無くならずほぼ同条件と思われる。

平均心拍数

ズームフライ160<ペガサスターボ164<メタライド165
メタライドはとにかく疲れた。ズームフライはスピードの維持が楽だったので心拍数が上がりにくかった。

ピッチ

メタライド179<ズームフライ180<ペガサスターボ183
ケイデンスと同じだと思うけどこちらはガーミンの値。

ケイデンス

メタライド175<ズームフライ176<ペガサスターボ178
軽いペガサスターボはやはり脚がよく回った。脚がついた後上がってくるときに軽くて恩恵を感じた。意外なのはメタライドも脚は動いていたということ。
ピッチと同じだと思うがこちらはパワーメーターの記録。

ストライド

メタライド1.12m<ペガサスターボ1.20m<ズームフライ1.21m
ズームフライとペガサスターボはほぼ同じ、メタライドは重さゆえかストライドが伸びない。すぐに靴の重みで着地している感じはあった。

上下動比

ペガサスターボ7.8%<ズームフライ7.9%<メタライド8.1%
ピッチが良かったペガサスターボはその分上下動が起きにくかった。

接地時間

ズームフライ218ms<ペガサスターボ220ms<メタライド234ms
ズームフライとペガサスターボはほぼ同じ、ズームフライは脚が跳ね返される感覚があった。ペガサスターボは軽さもあって接地してすぐ足を前に持ってきやすかった。

歩数

ズームフライ4208<ペガサスターボ4216<メタライド5337
5km走ってズームフライとペガサスターボはなんと8歩しか変わらん!走った感覚は全然違ったのにびっくりする。

ランニングエコノミー

メタライド76.8<ペガサスターボ84.5<ズームフライ84.6
エコ走りはメタライドがかなりリード。これはペースも上がらずパワー自体が出なかったことが低い値を示していると思われる。
ズームフライとペガサスターボはほぼ同じ。

平均出力(パワー)

メタライド227w<ペガサスターボ248w<ズームフライ250w
パワーはズームフライが一番出ている、カーボンプレートの恩恵がかなりあると思われる。ペガサスターボは脚がクルクル回ったイメージがあるがパワーも出ていたのが意外。

フォームパワー

メタライド62.4w<ペガサスターボ64.3w<ズームフライ65.2w
フォームを維持する力、これは低い方が良い値だ。(同じスピード域だと)メタライドが省エネ走法になるようだ。早いタイムで走れたペガサスターボの値が一番高くなると思ったが、速さが同じでエネルギーを維持しやすいかはかなり大切なところなのでペガサスターボが私の走り方では楽にスピードを維持できる事が考えられる。

RSS(ランニングストレススコア)

メタライド35<ペガサスターボ44<ズームフライ46
メタライドがランニングによるストレスは最も少ない、しかし体感では一番疲れた。もしかしたら足への負担は少ないのかも、身体は疲れるけど。

LSS(靴の反発をもらってどのくらい足のバネ感があるか)

メタライド8.7kn<ズームフライ9.05kn<ペガサスターボ9.2kn
メタライドはバネ感は一番感じなかったようにとても低い、意外にもカーボンプレートのないペガサスターボが一番良い。リアクトフォームとズームXフォームの差か?

ズームフライFK

シューズの状態 ★★★☆☆


話題のシューズだけあってかなり使用されている模様。レンタルでも1番多いとのこと。
アッパーは使用感なくとてもきれい、色も黒と言うことで汚れも目立たず。

ソールはかかとの減りが著しい。ミッドソールまで削れ始めている。それでもまだまだ使えるレベル。

パワーメーターをつけて紐を結んで装着完了。フライニットは思ったより足に吸い付くような感じ。ただシューレースは細くて締めづらい1回結んだだけだと解けてくるので二重に結んで走り出す。

走行結果


履いた感想

・ペース維持が楽。
・かなり靴の重さを感じるものの接地の瞬間膝下から脚が一気に前に運ばれるような感じはある。
・フライニットで固定されているもののシューズの中でかなり足が動く。
・足の中が熱くマメができそう。途中からかなり脱ぎたいような嫌な感じがずっと続く。
・自分の着地でどちらかと言えば外側小指側から着地してしまうのだが、母指球を意識することでさらに足が前に進む。
・一番進む美味しいポイントがあると思う。
・ツルツル路面だと意外と滑る。

ズームペガサスターボ

シューズの状態 ★★★★☆


ズームフライに比べてレンタルが少ないとのことで使用感があまりない。アッパーは白のため汚れが目立つが締め付け等には問題なし。

800km持つと言うソールの触れ込みのように減りはほぼ見られない、ズームフライはかかと部分が減っていたがこちらはほぼ減っていない。

こちらもパワーメーターを装着。シューレースは締めやすい従来タイプ。締めた感じ、足のフィット感はかなり好感触。

走行結果



途中写真撮ったのでガーミンは止めたけどパワーメーターは止まらず、で少しペースが遅く表示されてますが4’30/kmで走り切れてます。

こんなことしてるからw

履いた感想

・フィット感が良いこともありとても軽く感じる。
接地した瞬間ズームフライは足が跳ね返されるような感じがしたがこちらは足を持ち上げるのが軽く感じる。
・意図せずピッチが上がる=心拍も上がる。
・ズームフライは接地感があまりないのに対して前足分の接地感はかなりある。(どこで接地しているかがわかりやすい)
・ドロップ差を感じる、足が終わったらヒールストライクになりやすそう。
・ズームフライが結構滑るのに対しかなりグリップ力があり安心。

メタライド

シューズの状態 ★★★★★


まだ誰も履いていないんじゃないかと思うぐらい新しい。

ソールの減りも全くなし。ほんとにまだ誰も履いていないんじゃないか。

パワーメーター装着完了。シューレースは従来タイプ、昔から履いていたアシックスのGTシリーズのように紐はとても締めやすい。

この通り靴とソールが別物を無理矢理くっつけたように分厚い。重いんじゃないかと思ったけどやっぱり本当に重い。持っても重さを感じる。27.0cmだと300gを超えるようだ。300gを超える靴はトレイルシューズは何足か持っているが、いずれもアッパー強化で重くなっているものが多い。これはソールが重いので足を振り出した時に体から1番遠いところにある部分が多いことが考えられるかとにかく重さを感じる。

走行結果



本当に走っている時は辛かったが、自分が思うよりはスピードが出ていた。自然とヒールストライクになるようなシューズで作り手側の意図を感じる。

履いた感想


走り出してすぐこれを思い出した。これの上に足を乗せて走ってるような感じ。
推進力が19%上がっていると言うことだが、重さは150%重くなっている。
とにかくシューズの重さを感じる靴でそれに尽きる。仕事上登山靴で走ることも結構あるのだが、かなりそれに近い感覚がある。

ちなみにこの革製登山靴は15年位前のもので重さは片足900gある。15年間夏でも冬でも使ってきたが、手入れを欠かさず行ってきた最高の仕事の相棒である。メタライドで走るならこれで走りたい。
・走り出した瞬間、asics失敗したな、、、。と感じた。
・ブログ等を見るとかなり好感触の人もいるがこれをずっと履く人が本当にいるのかどうか。
・もし本当に楽に走れるならウルトラマラソンでの最強の武器となるかと思ったけれどもウルトラは軽い靴で走ったほうが絶対にいい。
・もしヒールストライクで走り続けていてそれを貫くのだったらいいかもしれない。
・走り終わった後ランステーションまで歩いていたら思ったよりも歩きやすいので歩くのにはとてもいいかもしれない。
・とにかく靴からの反発が全くない。ソール形状で前に進ませるだけの靴なので割り切っているのかもしれない。LSSの値もそれを証明していると思う。

まとめ

20000円弱〜30000円の靴をレンタル代だけなら310円で3足も履けてランステの利用の可能性を感じた。やはりスポーツ屋さんでサイズ確認してこれで良いですね、というのでは走ってからの感触等は一切購入時にはわからないのでギャンブル的な要素は高い。特に昨今の靴の値段では思い切って靴が買えない。
検証結果を見ると出来れば3足とも同じペースで走った方が値の差が顕著になるとは思うが、走った感覚を大事にしたかったので今回はこれで。
今回試着したことで買おうと思っていたズームフライニットは自分には少し合わなそうだと思い、ペガサスターボを購入しようかなと思う。あの走行感覚で800km使えるなら最高である。しかもかなり安くなりつつある。そりゃヴェイパーフライ4%と同じカーボンプレート入っていると言われればそれを買いたくなるのが人の常である。しかしそれを使いこなせるかは全く別の話であると今回思った。
耐久テストはできないのでこれは仕方がない。メタライドはウルトラに投入するために思い切って買おうと思ったが速攻却下となる、逆にペガサスターボは軽くて反発もあるので練習以外でもウルトラマラソンで使えると言う可能性が自分の中で出てきたように思う。
これにてながーいレポ終了!

コメント

  1. oooka-ryo より:

    おお!詳細レポありがとうございます!
    メタライド気になってましたがかなり重さ
    感じるんですね。
    シューズは店頭で履いただけでは走った時の
    感覚分からないので買うまでの試走は大事ですね〜
    私は衝動買いが多いので、出来るだけこういった
    サービス活用したいと思います!

  2. kazz-matsumura より:

    ryoさん とにかく重かったですねー!ペースは上がらなかったけれど、意外にもランニングエコノミーが高いので買うかはどうか別にしてasicsランステで履いてみるといいかもしれません!自分はないかなー、と。いずれ技術が汎用シューズにも落ちてくると思うのでどうなるかは注目していこうと思います!

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