【夏に向けて革製重登山靴の整備】

アゾロ スカルパ


スカルパは20年近く前に山歩きを始めた時に買った。オールソールを2回行い、次のオールソールでラストかな、、、。という事で現役はほぼ引退。若かりし頃、アルプスの山々を共に越えてきた相棒。


1998年のモデルだがまだまだ磨けばこの通りの素晴らしい輝き。
綺麗にして山で履いていると今は珍しいのか、年配の方が話しかけてくる。
「今の登山靴は軽いからなぁ、昔はよく履いていたもんだよ」と。
その度に、昔から履き込んでいたなら今でも大切に履いたらいいのに、と思ってしまう。
履けば履くほど身体の一部になるのが、革登山靴だもの。昔履いていて愛着があるなら自分なら大切に履き続けるかな。
軽くて良いのはわかるが、自分はいまだに長時間歩くならこちらの方が履きやすい。

第一、ソールの張り替えられない登山靴なんてもんは使い捨て。思い出と共に捨ててしまうなんてあまりに寂しい。

ガルモント ブレンタGTX

ブレンタGTXは仕事用。これももう15年くらい前のモデルだが、職場で捨てられているものを再生した。

1ヶ月水に浸けて、塩と水と油を抜き、自分の足型にあわせて乾燥させてからオイルアップしたら、見事な輝きを放った。ソールも張り替えて新品に。
履いた感触が非常に良いので新しく配置されたmont-bellだとかキャラバンの今時の軽くてスタイリッシュな登山靴に移行できないでいる。

手入れすればまだまだいける

共に長い年月が経っているものだが、良いものは良い。きちんと手入れすればこの通り。

革製の重登山靴は山ではめっきり見なくなったが、この良さは長い年月を共にしないと分かるまい。

この登山靴を持ち出す山行には、なかなか行けなくはなってきたが、いつかまた共に山々を越えていきたいものだ。

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