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↑ここまでのレポ↑
ボランティア参加する理由
マラソンボランティアにはいろいろな役割がある。
給水所のスタッフ、駅から会場への誘導、エイド毎の救護所、ゴール後の選手のケアなどなど。
マラソンなどの大規模イベントが開催されるにあたり、その多くはボランティアスタッフにより運営されている。
ボランティアというからには、無償だ。
時には交通費くらいは払われたりもするけど。
多くのボランティアスタッフは1日を費やして大会を支えてくれている、その上で私たちのレースが成り立っているんだ。
PBが出て最高の気分でも、撃沈して沈んでも、DNFで悔しい思いをしても、裏方として多くの人が少しづつランナーを支えている。
だから、ひとつひとつのレースに感謝して、毎日の練習の成果を出させてくれる発表の場を「有り難い」と思って走ることができる。
だから、まっさん、ボランティアとしていろいろな大会に顔を出して、感謝の気持ちを忘れないようにしたい、と思っている。
メディカルランナーとして
まっさんは今回は【医療従事者】という枠でボランティアを申し込んだ。
大会によってペースを指定されるものや、最後尾から追っていくもの、指定された区間を走るもの、なんかがあるが水戸Mについては特にペースの指定はない、とのこと。(救護ランナーがほどよく散らばるのでこの方法は良く取られる。)問い合わせたら仮装も良いって笑
その代わりにコースを走らせてもらえるわけなので、減免された参加費も払う。
(ちなみに5000円だ。)
一般参加が8000円?だったと思うので、3000円分の価値の仕事を求められる、っていうことなんだろう。
ただし、レースを続けられないような救護事象もあるし、倒れていたりする人を救護したからってタイムが考慮されるわけではない。これを誓約した上での参加だ。
今回は37kmすぎで倒れ込んで吐いている人がいたので、
「大丈夫ですか、メディカルランナーです。」
と声がけをすると、コーモン様の格好にびっくりしつつもw
「我慢していたけど吐き気が止まらないのでもうリタイアしたいです。」
とのことだったので、それを伝えようと救護所ポイントかなりはなれてるなー、と思っていると沿道から白いスタッフジャンパーの方が引き継ぎます、と声をかけてくれた。
1分弱その場で留まっただけでレースを再開できた。ラッキーだった。
救護はその1回だけだったので可もなく不可もなく、ってとこか。
倒れている人がいても、やはりみんな必死だから足を止めて声をかける人はいないのがマラソン大会の実情だ。でも、それで良いと思うけど。積み重ねてきた努力を親切心から不意にすることはないのだから。
スタッフジャンパーの人がすぐに来てくれたのは、ランナーが知らせてくれたから。ということなので、誰かが大会スタッフに声をかけてくれたんだろう。それだけでも誰かを助けられることだってある。
もし、自分が倒れた時に、誰も声を掛けてくれなかったり、薄れゆく意識の中で走りゆくランナーの足だけ見て声にならない声を出して、助けを求めていたとしたらどうだろう?
やっぱり、嫌だな。
自分は職業柄、一般参加でも立ち止まって救護に当たるだろうけど、もしそんなランナーを見かけたら、
「スタッフを呼んできます!」
と声掛けして、そのままコースを走り、
「●●km地点で人が倒れていました!」
と救護所や給水所で言うだけでもどうだろうか??
ロス10秒で立派な救護者だ。
東京マラソンは2007年から始まって2019年までに11人の心肺停止の傷病者が発生し、そのうちすべての人がその場で医療介入され、10名が社会復帰している。世界一安全な大会と言われる救護態勢だ。
まっさんも10年間で2回、AEDを使用して除細動をしたことがある。その2人は今も元気。1人は今でも手紙が来るし、1人は時々テレビで見かける。時々な。
水戸黄門漫遊マラソン、やるってよ!
この秋は実に多くの大会が中止になった。
川沿いをコースにするマラソン大会なんてほとんど中止。もちろん山のトレイルレースだって多くが中止になった。
水戸だって例外ではなかったから、中止になるのかな、なんて思っていた。
だってコース近くの「水戸北スマートインターチェンジ」付近なんて約7・2メートルの浸水ですよ。3階まで浸水。
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実際、千波湖から橋を渡って皆さんゴールを目指したと思うが、橋と反対方向あたりは前日入りして車を走らせた時もドロドロだった。
水に浸かった後の車が痛々しい。
そんな中、前日ギリギリまで黄色い道路清掃車が行ったり来たりしていたんですよ。
スコップもって泥を避ける作業もたくさんの人がしていたんだ。
千波湖の周りも、折り返し地点も。
水戸黄門漫遊マラソン、池の周りを見に行ったら浸水後のようで折り返し地点を清掃車が何度も往復してました!
水戸駅周りも浸水の痕がありましたが、掃除してくださっている方がたくさんいて綺麗になってました!
大会を成立させてくれたことに感謝しつつ頑張りたいです!#水戸黄門漫遊マラソン pic.twitter.com/JwHQ19I6RE
— まっさん@大田原→ITJ→青梅→東京 (@kazzmassan) 2019年10月26日
おこがましいハナシ
少し話は戻るけど、台風19号の被害からの復興の中大会が開かれるんだからここはいっちょエンターテイナー精神を発揮して水戸のみなさんを元気付けちゃおう!
なんて気分もあり、偶然が重なりAmazonで見つけた水戸黄門の格好をして走ったら面白いかなぁ、なんて思ったのである。突然3.4日前に。(もちろん大田原に向けて練習になると言うような理由もたくさんあったけれど。)
そんな中、コーモンさんの格好で走っていたら
「水戸黄門だー!」
「黄門ちゃまだー!」
「頑張れー水戸黄門!!」
小さい子から高校生からボランティアのみんなや老人ホームのおじいちゃんおばあちゃんまで!
こんなに声援を浴び続けたのは産まれて初めてである。間違いなく。
水戸の人は水戸黄門さんが大好きだ。
お銀ちゃんの風呂を覗くようなお爺なのに。
下半身は御隠居してないのに。
おそらく名産水戸納豆よりも好き。
そんな中走って思ったのは、応援されていたのは、結局自分だったってこと。
水戸のみなさんを元気づけよう、なんておこがましい話だった。
「水戸に来てくれてありがとう。」
「今日走ってくれてありがとう。」
なんてのぼりを立ててくれていた親子だっていた。
走っていて、1番の感動だった。
水戸黄門漫遊マラソンは途切れない応援がすごかった、と皆さん口を揃えて言うだろう。
この取り組みのためには、ランナー応援隊!
なんて取り組みもされてるんです、素晴らしい!
それぞれ、ハイタッチ、声援、などなど役目が決まっているようだ。
なので、手を出してきている皆さんにはハイタッチ!
老人ホーム前では車椅子のおじいちゃんやおばあちゃんと握手会、素早くだけどな。
自分の子供と同じくらいの子が一生懸命伸ばした手に届かなかったりもしたから、一度戻ったりとか。
だってウチの子なら
「タッチしたかったー、ウェーン(;_;)」
って100%なるからな。
千波湖のまわりやトンネルの中の高校生なんかにも全員ハイタッチ!!
つぶれて脚が動かねー、なんて思いつつもたくさん元気をもらったし、笑ってもらった。
来年も走るぞー!
もちろん仕事の都合なんかもあるけど、来年も走りたいな!もちろん水戸黄門さんでな!
誰かが、一回でも笑顔になってくれたら。
そんな思いで来年もボランティアランナーとして、水戸黄門漫遊マラソンに参加したい。
助さん、角さん、飛び猿、お銀ちゃん、他にも風車の弥七、八兵衛なんかもいるらしいぞ。
みんなで扮して走ったら面白くない??
メンバー大募集だぜ!!
フツーに走ってる時の100倍の声援をもらえるんだぞ!!(通常まっさん比)
もちろんまっさんはサンダルで爆走しつつ!!サンダルPBを目指したい。
って事で水戸黄門漫遊Mレポは終わりです!
っつーことで!
これにてぇー!いっけぇーん、らくちゃっくぅー!
コメント
すごくいいレポです!!
色々な方の支えがあるからこそ、自分が本気で走ることができている、ということを今更ながら改めて認識しました。
まっさんの活動、とても素晴らしい!
助けた方って、バウバウですよね?
尊敬します(^^)
けんちゃん、コメントありがとうございます。
大会を目標にして、頑張ってトレーニングして走って、リタイアしてしまった時にボランティアスタッフの存在と暖かさを知りました。
いつもよりも大会の方が速く走れる気がするのは、みんなが少しづつ背中を押してくれるからだと思うんだよなぁ。
さて、つぎ、頑張るぞ!
今までマラソン中に倒れてた人を見たことはないけど、もしそんな場面に遭遇したら足を止めて助けられるかなと考えてみました。
まっさんの言うような10秒のロスだったら出来そう。
いや、必ずやります!
気付かせてもらって感謝です!!
一件落着!
まっさん。
読んでて涙でた。
ありがとう。
大吉さん達のペースだと、トラブルはあっても命まで落とすような人たちはいないと思うので基本それでオッケーなんですよね、問題は誘われたとか、練習しないで走ったとかで無理をするパターンの6時間とか変えて完走狙いで無理する人たちだと思うんです。なんで10秒ロスでも是非声かけを!!何にも出来なかった感は消えると思うので!
naokiさん、ありがとうございます、来年また水戸で!!!