【レースレポ】Izu Trail Journeyその③トレイル&下りで生き返った後半戦

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A2仁科峠〜A3土肥駐車場(11kmD+689m)

【区間目標】

ここは昨年、ぶっ飛ばして2時間で駆け抜けた区間。ただし今年はエイドで15分も休憩かましてしまったのでもうちょいスピードを上げる。足が残ってれば、、、。



*

顔面レモンティー

さて、足首をガチガチに固めて走り出した。
靴紐がゆるい気がしてすぐ結び直す。
エイドを出てすぐに登りを走り出した。

脚が、終わっ、、、、、

てない、よく動く。

ここからやっとトレイル、しかもピーカン。お腹もいっぱい。
ホットレモンティー×コーラのNEWドリンクも思いつきで作成、んまい!行くぞ!!

まぁこの区間の初めはとにかく登り下りの繰り返し。キッツイ木段をのぼり、下り返す。
下りでNEWドリンクに入れた二酸化炭素が荒ぶり、胸にさしたボトルが吹き出す。ホットレモンティー×コーラ顔面に食らう。顔面ベタベタだがもうこの際関係なし。

まっさん詐欺で後続を振り切る


Izu Trail Journey HPより
こんな中を走ることができる!

木段はキッツイ。ポツポツ抜かす。

しかし登り切ればご褒美の連続、本当に絶景だらけのこのレースのキモ、と言っていいような景色の連続だ。コレはまた走ろう、と思ってしまうんだよなぁ。


振り返れば今来た道が見え、、、。

ん??前に誰もいないのに、後ろに10人くらいいる!!その後も走るもなんかドラクエ並みに全員ついてくる、抜かされもしない。
お、おで、ぺ、ペーサーになっちゃってる。

後ろの人が登りで突っついてくるのでなんだかストレス、どうぞと譲ったが下りがおっそいので抜き返したらまたついてくる、、、。うーん。。。。

切り離したいなぁ、と思いつつもなかなか千切れない、トレイルでも前に行く選手にくっつくとなんも考えないで良いから確かに楽なんだよなぁ。
でも、まとめて抜かれたら嫌だなぁ。

うーん、と考えながら走ること1km、名案を思いつく!!

名付けて、

「感じのいいヤツ感出しつつ後続勢振り切る作戦(写真付き)」だ!!(まぁ、そのままだ。)

【作戦遂行に入る、、、。】

「おおー!キレイ、最高だ!!」
(頂上に着くや否や)

「あとちょっとで絶景ですよー!ファイトです!」
(突然フレンドリーに)

「交代で写真撮りません??」
(足を止めて)

「いいですねーーー!!」
(後続勢のみなさん)

「パチリ」
(と、まずは先頭のまっさんが撮ってもらう)

撮ってもらった人が次は後ろの人に携帯渡す流れ。

その間に隙を見て、
「先行きまーす!頑張りましょうね!」
と礼儀正しく挨拶をして、さようなら。

作戦成功、もうついてこない。ふふふ。

下りは同じライントレースすると意外にもついていけちゃうのよね、、、。

先を急ぐ。

この区間、15分のエイドストップ込みで1時間57分と2時間切った。順位は154→151とエイドで抜かされた分を取り戻す。

流石に飛ばしすぎたりかばったりして脚がボロボロだ、、、。あとはラストガツンと登って下るだけ!

A3土肥駐車場〜ゴール修善寺(17.1kmD+570m)



9時間切りしし汁スルー作戦

A3エイドは名物しし汁!流石にぐったりしている人も増え、座り込んでいる人も多い。

計算①
ここまでの平均ペースが7’57″。
68km×8分だと544分=9時間04分

計算②
ここまで6時間34分。
去年は暗闇の中走って2時間40分だった。
今年は幸いにもまだ明るい(12時34分)このまま下りは明るいうちに行ける。

休むより、下りでタイムを稼ぎたい。
「急げば9時間を切れるかもしれない」
という気持ちが大きくなる。

狭いトレラン界のお話だと
「ITJ9時間台でした。」と「ITJ8時間台でした。」では”Sub3.5″と”Sub3″くらい価値が違う。

まだ、水もあるしトイレもオッケーなので思い切ってスルー。エイドをスルーしたのはトレイルの大会では初めてだ。

ここからコース最高地点の達磨山までまたひたすら500mくらい登る。
「もう登り筋使うのこれが最後だし!!」
出し尽くす!!の気持ちでトレイルの登りも根性出して走る、走る。ポツポツ抜く。

達磨山登り切ったー!!!

まっさん修羅に入る

さよーなら、富士山!
さよーなら、駿河湾!!

まっさん、これより修羅に入る!!

ってな心持ちで、、、!
かけ下る!!

、、、前に。

達磨山レストハウスでトイレに寄り、自動販売機でデカビタCを購入し一気飲みする。(じゃあエイド寄れよ、、、。)

900mの達磨山から修善寺まで残り8kmで一気に800m駆け下りる!!

流石にもうだめか、、、
あしが、あしが、、、終わっ、、、

ってない!

脚色良好、なぜか今走り始めたみたいな感じ。デカビタCが効いたんだ!!(錯覚)

アドレナリンが出て平均勾配10%くらいのガレガレのトレイル、ふかふかのハイキングコース、最後は木の根っこだらけのテクニカルなトレイルをかけ下る、ガンガン抜いて気持ちいい!!

65km地点なんて1kmで160m下る(下り斜度16%)のトレイルを5分台で走っちゃってる狂気。コケたら終わりだったな、、、。

ラストロード

そしてラストのロード、60km以上走ってきた身体とは思えないくらいのペース、横断歩道や路地ではスピードを緩めるが㌔5で走れちゃう、なにこれキモティーー!

ラストロードを抜け階段を駆け下り、ラストのストレートで電光掲示板を見ると8:43:00の文字!
大田原で見た3:16:00とは大きくかけ離れた歓喜

歓喜のゴールと失礼なオトコ

「うおおおー!」
と叫びながらガラガラのゴールに飛び込む。
タイムは
8:43’17
余裕で9時間を切ったーー!!
目標タイムを大きく更新した!
やった、1年間頑張って良かった!!

写真撮影係、世界の鏑木さん事件

ゴール前にそのまま待ち構えていた、鏑木さんとハグ、写真撮影&「去年より3時間10分縮めました!」と報告、「頑張ったなーーー!」と言ってもらう。

そして、電光掲示板の前で写真を撮ってもらう。

鏑木さん撮影www
(コースディレクターに撮らすなwww)

世界の鏑木氏に写真撮影係をお願いする、
とんでもなく失礼なヤロウ、まっさん。

事件だぜ!

込み上げる突き抜けた感

思えば仁科峠からゴールまでほぼ抜かれなかった、
大爆走できた!!!!
順位も151位→129位まで上がった!

昨年2時間半かかったラストの区間を2時間9分で走り切り大幅に順位もアップ!

昨年も一昨年もどんなに頑張っても12時間を切るのがやっとだったのに、今回は余裕で9時間を切ってゴール出来た。

こみ上げてくる突き抜けた感。
ラソンだったらSub4→Sub3に一気にジャンプアップしたような感じだ。

もちろん天候やコース変更など条件は違うがそれもまたトレイルレース。

いつ脚が終わるのか?いつ脚が終わるのか?
と思っていたが、

脚が終わる前にレースが終わってしまった。

ボーナスステージ突入

レースが終わって思った。

「もうこれ以上スタミナはいらない」

WAKAさん風にカッコよく言ってみる。)

WAKAさんは夏のスピ練積みまくった後
「もうこれ以上スピードはいらない」だったけどな、、、。

(うぉーカッコエエ!!と思ってた。)

まっさん、東京に向けてあとはスピードを付けていくだけ。

スピ練やればやるほどタイムが上がるボーナスステージに突入するんだ。


あのSpeedStarのWAKAさんが言ってるんだ、間違いないんだ!

あとはやるだけ!

待っとけ、東京マラソン!!

ラストレポ④レース後小噺で終わる。

コメント

  1. WaKA より:

    スピードは怪我さえ気を付けてやれば必ず上がります。
    レペティション、インターバル、閾値走、ペーランをやりやすいように組み合わせれば面白いように速くなると思います。

  2. hatakahashi より:

    写真作戦すごいです。
    鏑木毅に写真とらせるとはすごいです。
    写真作戦すごいです。
    さすが。

  3. kazz-matsumura より:

    WAKAさん、ありがとうございます。
    今月からは思い切って走行距離を減らしてスピード練習をしていこうと思います!
    距離を踏むのに体力を取られないようにして、スピ練に力を入れていこうと思ってます!ケガにも気を付けたいと思います!

  4. kazz-matsumura より:

    たかはしさん、後半戦は写真がキモでした!笑
    鏑木さん、嫌な顔一つしないで撮ってくれたもんなー、良い人だなー。

  5. gakeka より:

    最後まで脚が持っているとは、すごいですね⤴️⤴️私は、第一エイドまでで使い果たしました😅サッカーだったら、三浦知良に写真取ってもらう感じですね😄フレンドリーなのが、またいいですね‼️

  6. gakeka より:

    このスピードで最後まで脚が持つとは凄いですね⤴️⤴️あと、青空の富士山 綺麗ですね🗻鏑木さん、サッカーだと三浦知良みたいな存在かなと思うのですが、写真撮ってあげたりしてフレンドリーなのも惹かれますね😄

  7. kazz-matsumura より:

    gaketaさん、レース効果、って感じですよね。1人で走ったら絶対無理でした。綺麗な富士山も気持ちを後押ししてくれました!
    鏑木さん、自分の中では本当に三浦知良くらいのレジェンドです!!そして、最高にフレンドリー!!

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