「バックヤードウルトラ」とは実際どんな感じなんだろうか?
一度出てみたい見てみたい、と思っていたこの競技、先日のバックヤードウルトラのサテライト大会にボランティアとして参加してきました!運営の手伝いをしつつ、カメラマンもしてきましたので、今回はその独特の世界観を写真と共にお伝えしたい!
↑公式サイト↑
↑今回の機材📸💸💸↑
「バックヤードウルトラのルールは簡単。1時間に1ヤード(6706メートル)を走って戻ってくる。」
いつ終わるかもわからない。
最後の1人になるまで続けていく――。
というのが、バックヤードウルトラのルール。
このGameには、単なる競争や競技の枠を超えた“何か”がある。
そのバックヤードウルトラの魅力を写真とともに振り返っていく。
1時間ごとに生まれる「葛藤」
スタートのホイッスルが鳴るたびに、選手たちは次の周回へと走り出していく。
もちろん時間が経つにつれて、選手の顔には疲労の色が見え始める。
1時間ごとに訪れる「次も行くのか?」という葛藤、自己への問いかけ――これは単なる走力を競うだけの競技ではなく、自分の強さを確かめる瞬間。
レンズ越しに見えるのは「限界に挑む姿」
ゴール地点でその姿を待ち続けるのは、サポーターだけではない。
誰かが遅れている、もう間に合わないかもしれない――そんな瞬間が来ると、スタッフもゴール地点から選手たちが現れるであろうコースをを見つめじっと待ち続ける。
上野村の夜は冷える
RD.TOMOさんの立ち姿、参加者一人ひとりに向けられた最大限のリスペクトを感じる。
レースを終えた選手には最大限のリスペクトを。
運営も極限の疲労
レースが進むにつれ、選手たちの数は次第に減っていく。レースは72時間(482km)を超えて夜間帯に突入、厳しい戦いになって来た。
ただ、スタッフは途中でレースをやめることはもちろんできない、各自が各々の役割を果たす。
レースは4日目を迎え選手もスタッフもサポートもかなりの疲労感。
なんか刺さってますけど、、、笑
夜もレースは続く。5人残ったランナーはなんと全員50代。このgameに年齢は関係ないのか?それとも走ることに多くの時間を費やしてきたベテランランナーに勝利の女神が微笑むようになっているのか。
決して走力だけではないことは、分かる。
FINISH LINE
レースも90周、もう600kmを超える距離を走っている。いつ終わってもおかしくないような状況の中でもう24時間前から限界を超えているであろう平田さんから出たのはスタッフへの感謝の笑顔。
平田さんは限界を超えてなお、走り続ける。
走り終わって帰って来るとサポートの支えなしでは歩けない状態。
何が背中を押すのか?もう走っている人以外にその理由はわからないんだろう。
92LAP目、時間がなくなっていく中で平田さんの姿がいつまでも見えてこない。冷静に見守っていたTOMOさんも、少しずつ表情を変えて行く。
大きく時間を過ぎて戻ってきた平田さんは帽子を取り、自分をサポートしてくれた友人に、そしてスタッフに大きく頭を下げた。
それでも走り続ける理由
バックヤードウルトラの魅力は、勝つことだけが目的ではなく、自分自身との対話にあるんだな、と。
選手たちは疲労と戦いながら、1時間ごとに自らを奮い立たせる。そしてスタートのホイッスルが鳴ると、再び立ち上がり、前に進む。
「あと1周だけ…」そう自分に言い聞かせながらも、1周が終わると再び「もう1周」と自らに挑む。
その繰り返しの中で、選手は自分の中にある強さを見つけ、限界を超えていく。
このレースは、単なる体力の勝負ではなく、心の強さを試す場所なんだ、と。
疲れ切った身体に鞭打ち、再び走り出すための勇気が試される瞬間が何度も訪れ、選手たちの目には、ただ自分自身の限界を超える姿が映し出される。
それを見守る運営スタッフや仲間たちの眼差しもまた、彼らを支える大きな力となる。
さて、来年は、、、!
自分はこの舞台に立つことはない、と思っていましたが一度チャレンジしたいような、したくないような、、、。
来年、地区の大会に出てまずは1日(24時間160km)を目指してみようかなぁ、と。
あのバックヤードウルトラの雰囲気を一度味わってみたい、という気持ちも。
まずは今週末、高尾で行われるバックヤードウルトラ東京大会に再びカメラを持って行って来ます。
選手たちの息遣いや、夜明けの冷たい空気の中で一斉にスタートするその瞬間を捉えたいと思います!
王者のラストラップ
おまけ
92LAPのラストサムライ、王者ベルさんのシューズはワークマンの1,980円の靴だった件w
そして、前週はレイクビワ(100mile)を走っていて入賞していた件www
もう超人すぎてなんも言えねぇ…。
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