本日は月例青梅マラソンを挙行してまいりました、まっさんです。エントリーのタイトルをまたパクってるって??何かで見たんだよなーこのタイトル、何だっけなー。まぁいいや、とにかく!月例青梅マラソンで30kmPBを更新しました!
月例青梅マラソンに初の参加者が!
毎月開催される月例青梅マラソン。
と言っても参加者はいつも2人だ。
私と後輩のOちゃんね。
ところがブログで月例青梅参加者募集!
とテキトーに書いた所、なんと参加表明をしてくださった方が!
のちぼうさんである。
のちぼうさんはアラフィフでありながら元スキー選手で初マラソンで”Sub3.5″を叩き出したものの、その後イマイチ記録に伸び悩んでいる(のちぼうさん談)という湘南の似合う超絶イケメンお父さんである。
伸び悩んでいる、と言っていたものの先日の湘南国際マラソンで”Sub3.15″を成し遂げPBを更新されている、格上ランナーである。
●運営ブログ
「その一分が遠いのよ」
https://nochibo.hatenablog.jp/
●マラソンPB
3時間13分39秒(2019湘南国際)
のちぼうさんとは今月の横浜月例で初めてお会いした。妻の実家のある大船渡に復興支援に未だに来てくれているという素晴らしい人格者である。
今日の設定は往路4’30/km→復路4’20/kmのB-UPをカマします。と通知したものの、不安でしかなかった。
なぜなら、わざわざ風光明媚な湘南からクソ田舎の青梅までいらしていただいて、バラバラの単独走になったり、DNFカマすとか、そもそも仕事明けなので仕事が長引いてDNSになったらどうしようとか。
そんなことを思ったけど、来てくれるというんだからそりゃーもう3人で歓喜のゴールをしたいじゃん。
仕事をお腹が痛いとズルしてうまく抜けて、まっさんは1時間前から待ち合わせ場所で待っていた。
のちぼうさんは、待ち合わせ時間ピッタリにジョージアエメラルマウンテンを片手に湘南から来ました、とばかりのオーラを出しつつ待ち合わせのセブンイレブンに現れた。(そして何故か、またエメラルドマウンテンを買っていた。)のちぼうさん、さすがである。
Oちゃんが到着
準備を着々と進めるもOちゃんは来ない。
のちぼうさんは今日の月例青梅マラソンをヴェイパーフライ4%で走ると気合が入っていた。緊張感が高まる。
Oちゃんはそんな、まっさんの緊張感を知らずに余裕の到着。こんにちわ、とあいさつしたあと、のちぼうさんの靴を見て
「おー、それはライバルズームニットフライですか!」
などと靴事情をまったく知らないくせに余計なことを言っている。
のちぼうさんは
「ヴェイパーフライ4%です。」
と丁寧に回答していた。
Oちゃんは最近まで◯◯番●カダ、などと、ソールに書いてある見たこともないような靴を履いていたため靴に対する知識が全くない。
ワゴンセールで3000円くらいした。と言ってたこんな感じの靴。
こんな感じの靴で5000TTで17 分台を出したり、はなももマラソンを3時間5分で走ったりしていたので先日のブラックフライデーでズームフライ3が8000円だから買え。と無理やり買わせた。
もちろん「速く走れます!」と感動していた。
目標など
高橋尚子さんは青梅マラソンを「アップダウンが激しいのでフルマラソンと同じ消耗度です」と話している。
青梅マラソンで出せた平均ペースをそのままフルのレースペースにする。という人もあり、このアップダウンのきついコースはマラソンの力がどのくらい付いているかを測る目安でもあるのだ。
往路4’30/km
復路4’20/km
2時間12分台でゴール出来れば合格。
しかし裏目標として、Oちゃんやのちぼうさんに引っ張られて2時間1桁台に行ったら花丸。
みたいな感じで考えていた。
月例青梅マラソンは勝手に開催しているだけなのでもちろん交通規制等もなく、歩道に上がったり降りたり、信号で止まったり、路地から飛び出してくる80歳くらいのおじいちゃんや、おばあちゃんの運転するプリウスやら軽トラやらを、かわし続けなくてはいけない難コースであることも付け加えておく。
スタート-10km
とりあえずOちゃんに引いてもらう形でスタート。
前半の設定は4’30/km。
後半に脚を残すためには登り区間はこの作戦だ。
しかしその大きな背中が加速する。ガーミンを見るとすでに4’00/kmを切っている。
彼はペースをうまく作れない。
走りながら趣旨を伝える。
「今回は3人で走り切る。少なくとも折り返しまでは。折り返したら好きに行って良い。だから抑えよう。」と。
街中の信号で足止めを食うなどペースが定まらないが、5kmを過ぎたあたりから信号がなくなりOちゃんのペースも落ち着く。
「川は少し濁っているけど、最高のロケーションなんですよ!いい空気ですし!」
そんな会話をしながら進むが、この時、我々2人はのちぼうさんの身体に強烈なダメージを与えていたのだ。
そんなことを我々は知るよしもない。
10km 43’58″(4’24/km avg.)
11km-20km
Oちゃん曰く、軍畑の700mの下りを降りたら、折り返し地点までは上りが続く。4’30/kmペースにするなら10kmまでに少し貯金が欲しいとの事。
確かに青梅マラソンコースは1kmごとのラップを気にしていたら心拍がかなりアップダウンしてしまう。このコースがホームコースの彼のいうことは一理ある。3人で黙々とトレイン。
時折りOちゃんが看板や電柱にぶつかる。
そのたびに
「すみません!」と謝っている。
つくづく不思議な男だ。
Oちゃんはとかく登りが速い。
ピッチははまっさんと同じ170半ば。
しかし登りになってもなかなかストライドが落ちない。そして登り下りのフォームが全く変わらない。
それを見てもらおうとのちぼうさんに前に出てもらう。
15kmの記録は取ってなかったのだが、のちぼうさんのエントリーを見るとマジでピタリのペースだったようだ。Oちゃんのペースメイクに驚愕だ。10-15kmの上りはやはりきつい。いい貯金だった。
下りに入るとOちゃんのペースが上がりちょいちょい3分台に入る。速すぎる?と思いつつも後半は4’20/kmに上げろと言ったんだから仕方ない。
途中ちぎれそうに辛くなるが格上2人と走っているのだから当たり前だ。キツくても食らいついて行こうと頑張る。
のちぼうさんはピッチ走法だ。
180を超えるピッチで小気味よく走る。
さすが”Sub3.15″ランナー、小気味良い湘南の風と言った所だ。
20kmあたりの信号で動きがあった。
Oちゃんが赤信号をぶっちぎったのだ。
往路は信号は止まっていたので少し休める?と気が抜けた所で5mくらい離れてしまった。
よく考えれば1時間に1台くらいしか車の通らない田舎の歩行者信号なんだからこんな時は行っちゃっても良いはずだ。(ホントはダメだけど。)
なのに油断して離れたらその5mが埋まらなくなって来た。
20km 1:27’23″(4’22/km avg.)
21km-30km
22km地点には700mで30mほどを登る、青梅マラソン最大の登りがある。
ここで動きが。
のちぼうさんが遅れ出したのだ。
ここでの遅れは痛い。
この登りは一気にココロが折られるからだ。
せっかく来てもらったのだからと、Oちゃんに声をかけることもできたし、自分がペースを落とすこともできた。
でも、せっかく来てもらったからこそ、それは失礼ではないか?のちぼうさんのようなアツい男がそんなことをされたら嬉しくないどころか怒るに決まってる。
もしかしたら今は力を貯めて、ラストでぶち抜くつもりかもしれない。
と、都合よく考えてのちぼうさんを抜き去った。
しばらく走り振り返ると、坂の中腹をキツそうに登っているのちぼうさんが見えた。
青梅の中心から心の中で叫んだ。
「adiós!」
オレはOちゃんを追うんだ。この坂を登り切って埋まりそうで埋まらない20mを取り返すんだ。
長い下りストレートでOちゃんに追いつく。
振り向くとのちぼうさんは小さくなっていた。
ここで思った。
「もう振り向くのはやめよっと。」と。
まっさん、容赦ない男である。
Oちゃんの後ろに着くとここでも変化が。
Oちゃんが臭い。
汗臭いには、程がある臭いだ。
まっさんは思った。
「コイツ、仕事明けで風呂に入って無いんじゃないのか?」と。
そして、こうも思った。
「俺も入ってないや。」と。
瞬時に察した。そして思った。
「のちぼうさん、すんません。」
まっさんもOちゃんも仕事明けで前の日から36時間以上は風呂に入っていない。
つまり、スタートしてから20kmまで
「いい空気です、空気がきれいなんです。」
などと、ほざいていた我々の激臭がのちぼうさんに浴びせつづけられていたことになる。
のちぼうさんのペースダウンの原因が特定できたが今更謝っても遅いので、「まっ、仕方ないか。」と割り切る。まっさん、冷たい男である。
まぁ、Oちゃんが臭いのが嫌なので10mくらい距離を取ったが最後、追いつけなくなった。
78kgの丸く大きな背中が遠くなっていく。
悔しかった。臭くなくなった。
ここで少しココロが折れかけるも、ここで撃沈したら、、、と、WAKAさんにもらったコメントを思い出した。
「撃沈は癖にならないようにしてください。」
とても丁寧な言葉遣いだったが心に刺さった。
撃沈したら
「撃沈グセがついてしまいましたね。」
と言われるかもしれない。
諦めたら試合終了です。
と安西先生も言っていたので単独走でもとにかく粘って4’30/kmを見ないように走る。
Oちゃんは上がり2kmを3分台でスパートして、30kmを2時間9分で走り抜けたようだ。
くそう、
その一分半が遠いのよ。
30km 2:11’27” PB
ゴール後
Oちゃんは、なぜかゴール地点から500mくらい遠くまで走っていっていたようだ。
理由を聞いたけどよく分からなかった。
彼は不思議な男なので気にしないことにした。
冷たい雨が降ってきていたので、ジャンパーを持ってコースを逆走し、のちぼうさんを迎えに行った。
のちぼうさんは青梅マラソンコースを走るのが初めてなので最後のクランクのところでコースアウトをカマし、踏切の方に行ってしまったらしい。
「確かに誰かに言われないとあそこは曲がれるわけないな。」
そう思ったがもう終わったことだ、のちぼうさんはGoogle mapを開いてコース復帰されていた。良かった。
その後は3人で河辺駅直結の梅の湯に向かいひと通り汗を流した。髪の毛を洗ったときに雨に濡れた犬の臭いがした。
もう一度心の中で謝った。
「のちぼうさん、すんません。」
綺麗になった後は、湯船で熱くマラソン談議をしつつ、こんな腹がブヨブヨなヤツについていけなかったのか、、、。とOちゃんの腹を見て思った。
のちぼうさんもOちゃんの腹を見ていた。
その後は湯船で変な数字大好きおじさんに絡まれてあんまりゆっくりできなかった。
数字大好きおじさんは
「俺が選ぶベストナインにはスタルヒンは入るね。」とか
「雲取山は2018mある」とか
最近車のナンバーで多いのが
「11-22だ、わかるか?ワンワンニャンニャンだ」とかおっさってた。
いい夫婦、じゃないんだ。って初めて知った。
そして、のちぼうさんとご飯を食べた。
四角い皿に盛られたカレーにテンションが上がるも食べ進めるにはあまりにルーとの配分が難しく最後は白飯だけを食うことになった。
今日は良い練習になった。
そして次回は風呂に入ってから走ろうと思った。
(念のため言っておくとのちぼうさんは我々のことを臭い!などと言ってはおりませんでした。優しく熱き男でありました。)
のちぼうさん、ありがとうございました!
コメント
PB更新おめでとうございます。
シューズ円陣の写真の中に黒塗りシューズを発見して以降、あまりにも可笑しくて記事の内容が全く頭に入ってきませんでした笑。面白すぎです。
goさん、かめちゃん?
https://www.breaking3.tokyo/entry/2019/07/09/201419
と苦しい事情がありましてシューズは意図せずマジックインキで塗られてしまっています。
まっさんファンとして身に余る光栄!
それにしても美化され過ぎてるな。なんか褒められ過ぎてるな。何かの意図が・・・( ゚д゚)ハッ!
に、臭いはシマセンデシタ。
これで良い?
冗談はさておき本当に楽しく濃い時間をありがとうございました!
また遊んでね。
のちぼうさん、まっさんふぁ、ふぁ、ふぁん!
何かの意図が??笑
楽しかったしキツかったすねー!
Sub3のためには人の嫌がる練習もしなくちゃですね、Oちゃんより先にSub3はカマしたいです、次回は風呂に入って2:05目指して行こうと思います。
是非また遊びにきてください!