まっさん邸で開催されたおりがみ競技会からみる厚底靴問題について

メディアのニュースにマラソンが取り上げられるのは平和で暇な日本の象徴で良いのですが、いささかうんざりですね、、、まっさんです。先日、仕事を終えて家に帰るとある競技会が行われておりました。厚底靴問題の縮図をそこにみることが出来ましたので論文発表します。まっさんはこれを陸連の偉い人に提出し説得しますので、厚底履いている人は安心して履いて競技を行ってくださいませ。大迫選手も設楽選手もみんな頑張れー!

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「方法」


方法及び被験者にあっては以下の通りとします。

被験者

被験者群1

  1. 「ぴょんぴょんかえる」で遊んでいた者2名
  2. 平均年齢 19.0歳(3歳児及び35歳)
  3. 性別構成比 男性0% 女性100%

被験者群2

  1. 競技内容また結果に至る過程を知らない第三者1名

性別と年齢 婆さま:70歳

実施日

2020年1月15日 晴れ 20℃ 無風

実施場所

まっさん邸1階リビング床(床材:国産桜)

実施材料

DAISO 折り紙(100枚入)
DAISO おりがみ「初級」

実施手続き

飛距離の観察

まずは数度にわたる競技の実施を観察し平均飛距離を観察した。

競技に使用されていた「はなくん」
「はなくん」の飛距離は約20cm

同マテリアルでの異形作成品による比較


次世代戦闘用カエル「あつぞこくん」
次に同マテリアル(DAISO折り紙100枚入り)を使用し異形品「あつぞこくん」を作成した。
作成にあってはまっさんの知恵と経験を絞り出し、従来品とはひと工夫、ふた工夫を行い、より大きな飛距離を生み出すことを目的とした。
またこの異形品は使用にちょっとしたコツが必要でその方法を会得しないと遠くに飛ばすことができない扱いの難しい製品となった。
(染色による紙の重さ、サインペンで書いたインキの重さは飛距離に影響を与えないものとする。)
結果的に100cmを超える飛距離を出す。
何度勝負しても従来品「はなくん」は異形品「あつぞこくん」に勝てず、まっさんは連戦連勝ですっかり良い気持ちになった。ふへへへ、これが大人の本気よ、ふへへへ。

結果を見ての被験者の反応


「はなくん」と「あつぞこくん」の違い。
ボディは小さくまとめられ、反力を得るための後脚部分が2段かつより厚く折り畳まれている。

●被験者1-1 「ずるい」「反則だ」
被験者1-1(35歳女性)は上記発言を繰り返し本競技による異形品「あつぞこくん」の使用を停止するよう訴えがあった。訴えの根拠としては異形品「あつぞこくん」を使用することにより競技の公平性が著しく損なわれ、競技自体に面白みがなくなる、といった主張であった。
●被験者1-2 「それちょうだい」
被験者1-2(3歳女児)は自分でもその異形品を使用すれば競技に勝てるのではないか、といった安易な考えを持ち「競技に勝ちたい」と言う強い思いから異形品「あつぞこくん」と自己の所有する従来品「はなくん」を交換するよう強い申し出があった。
しかし異形品「あつぞこくん」は強い力で床に押し付けなければ飛距離を伸ばすことが出来ず、手を離すタイミングも難しいことから被験者1-2は遠くに飛ばすことが出来なかった。

被験者は結果からどのような方法を取るか

●被験者1-1の行動
異形品「あつぞこくん」の作りを観察し、「こすけちゃん」と「ティーシャツくん」(以下「改良品」とする)を作成した。
ただし反力を増す根幹である「折りたたみ方で紙の厚みを増す」技術については想像が及ばず、出来上がった改良品と異形品を見比べては首を傾げるだけであった。

出来上がった製品はムスメが謎の名前をつけ、被験者1-1が名前を記入し競技に臨む
改良品2匹は従来品の「はなくん」よりも大きな飛距離を出すことに成功したが、相変わらず「あつぞこくん」には歯が立たなかった。
技術的に及ばないこの2匹との競技を数回行ったが、相変わらず被験者1-1は不公平感を強く訴え続け、競技の継続は雰囲気を悪くするだけで無く、この後の夕飯のメニューや今後の夫婦生活について不安を感じさせるものとなってきた。
●被験者1-2の行動
被験者1-2は新しい製品を作り出すといった概念が全く無く、異形品の「あつぞこくん」なら自分でも勝てるはずだと信じ、より遠くに飛ばすために練習を繰り返した。次第に飛距離を伸ばし、被験者1-1の作り出した改良品2匹を上回る飛距離をマークし始めた。競技の継続をひたすらに主張し何度も何度も試行錯誤するその姿は見ているものの胸を熱くするものがあった。
被験者1-1から改良品「こすけちゃん」の使用の申し入れがあり何度か試してみたものの結局は異形品「あつぞこくん」の使用にこだわり記録を伸ばし続けた。

第三者に競技の様子を観察させる

そこに第三者が乱入し競技の様子を観察することになった。第三者は婆70歳、41年前にまっさんをこの世に産み落とすというファインプレイを最後に大きな功績は残せていない。至って普通の人間である。

競技を見たばかりだと言うのに「あつぞこくん」の不公平感を口にする被験者1-1の肩を持ち開発者まっさんに対して使用を制限するように申し入れがあった。
まっさんは嫁姑問題が全くない我が家に満足感を得つつも、強すぎると味方がいなくなる孤独感と共に勝利の味に浸り続けた。

各モデルにおける飛距離の差www

第三者の提案

三者の提案は異形品「あつぞこくん」の使用を中止し、改良品である「こすけくん」と「ティーシャツくん」のみで競技を行うことが公平である、との見解を示し一方的に異形品「あつぞこくん」の記録をなきものにしようとした。
被験者1-2は「あつぞこくん」を使用するために努力を行った成果を見せたかったため引き続き「あつぞこくん」の使用を訴えたが第三者の訴え通りに改良品のみで競技を行うことをしぶしぶ了承した。

その後の競技

その後は「あつぞこくん」の記録や飛んだ時の爽快感のない単調な競技が続いたことにより被験者1-2は競技に対する情熱を失った。
その後競技はしりすぼみ的に終了、遊びはトランプに移行し第三者も面倒ながら他競技に参加する羽目になった。
 

「結果」

得られたデータから分かったこと

より大きな結果を生む製品を手にした時に、被験者は
1 その事実を受け入れず不公平感を訴えつつも理由もなく使用を避ける者
2 その事実を受け入れ、製品を手にしてより大きな結果を生むために努力をするもの
の2者に分かれることがわかった。

敗者の言い分

勝てなかったからと言って引き下がるわけにもいかない立場があったため、同じような構造のものを作って使用したにもかかわらず、結果が得られなかったことから「パパはずるした」「あれは工夫ではなくズルだ」などと本気で怒った。

敗者の行動

夕飯のメニューは「休みだし私がハンバーグを作る」と言っていたのに「競技で疲れた。今日はあなたが作ってよ」などとのたまい、仕事明けのまっさんを陥れた。(今後の夫婦関係に暗雲が立ち込める恐れがあったため、結局「はいですぅ。」と、まっさんが煮込みハンバーグを作った。)くそう。

第三者の行動

競技開始後の流れも知らず、最後にちょろっと見ていただけである。明らかに競技のことも知らない、開発者の情熱やそこに至る過程も知らない。
な、の、に、
見ている分には被験者1-1が作成した「こすけちゃん」「ティーシャツくん」だけの競技が一番良かった、などと被験者1-1を守る行動に出た。
(婆は嫁ちゃんのことが大好きである。)

「考察」

全体のまとめ

  1. 突然、予想以上の実力を引き出す製品が出てくると現場は混乱する。
  2. その技術を受け入れるものと拒絶するもので結果に大きな差が出る。
  3. なかなか勝てない被験者は当人同士では解決にならないなどと知識のない第三者を引き合いに出す
  4. 一度禁止してしまうとなかなか記録は更新できない、そればかりか一度でも結果の出た製品を被験者は使いたがり、平凡な結果に満足できなくなる。

結果から推測されること

  1. 技術を受け入れられないものが声高に叫ぶと、競技に参加していない大多数の第三者は弱い立場の方を守る行動に出る。
  2. 高い技術を受け入れない、「ズルだ」などと違う問題にすり替えることにより、市場は沈静化するがその後、技術は発展しない。
  3. 技術が発展して行く可能性がないことがわかればその市場は衰退する。
  4. 平凡な競技が続くことにより競技者ばかりでなく一時的にヤジウマ的大騒ぎをした第三者も興味を失う。
  5. 知識のない第三者が大騒ぎするとろくなことはなく、あつぞこくん限定非公式競技、公式競技は従来品のみなどとつまらん区分けが出来てしまい、結果的により迫力のある非公式競技が盛り上がり、公式競技は衰退する可能性がある。

今後の検討課題や展望

  1. 技術の革新を受け入れ、まっさんは異形品の構造を被験者1-1に伝えるべきであった。
  2. 違う製造者が異形品を作ることでより技術が伸びていく可能性がある。
  3. 最終的にカエルを飛ばす技術を被験者も学ばなくてはいけないことから競技自体に発展の可能性が出てくる。
  4. 大多数の第三者の意見は参考にならない、一度くらいその場でカエルを飛ばしたところで、2時間も取り組んできた3人には遠く技術も及ばず、その競技の面白みや根幹も知らないまま勝手に意見が一人歩きする可能性がある。

2時間もやってたのかよ、、、。

最後に

www.nikkansports.com

新谷さんの優勝!なのに優勝のことを書かず「厚底で日本記録」とかどんだけ人の努力を馬鹿にしてんだ、クソ記事め!

ニュースとかでジョギングしたこともないようなキャスター、「これは進みますよ!」と言うのやめろや。お前きっと何履いてもわかんねーよ。

ついでに1年前くらいに書いた新谷仁美さんの記事の下書きをお披露目することがもうなさそうなので貼っておく。

www.breaking3.tokyo

新谷仁美さんは高校1年生の時は注目もされてなかったのに努力と練習でここまで頑張ってきた&いってることも面白いすごい人なんだぞ!

twitter.com

ああ疲れた、書くの。

おわり。

コメント

  1. kenchan-run より:

    面白すぎっす(о´∀`о)
    ぜひ、この世紀の大論文を世界陸連に提出し、このくそったれ厚底騒ぎに終止符を!
    新谷せんしゅのニュース、まっさんに同意です。
    ハーフの日本記録更新したことをもっと注目してほしいですよね。
    確か、大阪国際でペースメーカーもやるんですよね。そのままゴールまで行ってみたらいいのに。(笑)

  2. kazz-matsumura より:

    けんちゃん、激しく同意してくれてありがとう、新谷選手、ハーフ記録更新ってものすごいことなのになぜこんな扱われ方を??オリンピアンでありドーハでも最後の最後まで諦めない走りは素晴らしかった、悔しさをもとに練習を重ね格上相手に素晴らしい勝ち方をしたのに!!と憤りを隠せない。
    まさんはこの論文を手に世界陸連どころか宇宙陸連を訪ねる予定である。これからオリンピックの枠をかけた熱い戦いが始まる、頼むからわけわからん連中口出すなや!!

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