【MCT-DAY-4】石巻にもアメニモマケズ?

アメニモカゼニモユキニモマケズニ行ってきました、まっさんです。宮沢賢治と言えば岩手花巻。しかし、ここ石巻にも宮沢賢治の足跡が。賢治が初めて海を見たのがここ石巻だったとか。
そしてどうしても行きたかった、女川にも行ってきました。

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本日の移動距離

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4日目で最長の60km。
これで4日で180km、てくてくと歩いております。昔の人とかこんな感じだったんでしょうね。少しづつでも進むわな。

石巻から宮沢賢治

海が見える日和山公園に宮沢賢治の歌碑があった。
まっさん、宮沢賢治が大好きなので石巻宮沢賢治か、、、と意外だった。

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「雨にも負けず―」は明治の三陸津波、大正の関東大震災、昭和の大津波の3大災害を背景にしているとかいないとか。

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震災直後の石巻。綺麗な桜とは対照的に街は壊滅してた。

まあ、違いますね。
この詩のモデルは「斎藤宗次郎」という差別を受けても屈しなかったキリスト教徒の方のことを書いた詩です。

鮎川港から牡鹿半島

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ここ牡鹿半島捕鯨の港。
鮎川港はクジラが水揚げされる数少ない港ですね。

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本日も砂浜に足跡つけてみました。

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あちこちに慰霊碑もあります。
この慰霊碑は3月11日の14時46分に太陽の光が間を通ってちょうど真っ直ぐに差し込むように出来てるって、、、。

今日も突然雪に降られるも、、、。
宮城県の人の暖かさに触れた。


ありがたいです。

kenchan-run.hatenablog.com
けんちゃんがブログに取り上げてくれてた。
また宮城に来たいから、仙台ハーフにエントリしたよ!

その後も。

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なぜか牡蠣の顕彰碑とか。

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杉林を通過させられ迷ったりとか、、、。

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戦士のポーズ、ストック付きバージョン。

女川が近づくにつれて

気が重くなります。

震災直後の女川って、不思議なほどニュースで取り上げられなかった。
まぁ、もちろん山元やいわきなんかも最初はそうだったんですけどね。

なんでかわかります?

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被害が酷すぎて、
街ごとなくなっていたので、
報道しようにも出来なかった、
ってとこなんでしょうか。

通信手段も、途絶え、
何より人もいなかった。

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地形を見てわかるとおり津波が町を通り抜けてなんども反対側に抜けて、なんにも無くなった。

だから当初、医療支援の優先順位も
「医療介入の要なし」
に分類されてて、不思議だったけど見に行ってわかった。

生きてる人が少なすぎた。

引き続き「医療介入の要なし」にマルをつけた。それしか出来なかった。

もちろん限られた医療資源や人的資源を、一番活かすには災害時には優先順位がつくのは仕方がないこと。

ホントか?それはほんとなの?

それだけに何もせず、背を向けられてしまったような、ここ女川は頭を下げても下げきれない。ジブンノセイジャナイ、キレイゴト、ミテミヌフリ、ミンナガマルツケテルトコニジブンモツケタダケ、キメタノハジブンシャナイ、モットエライヒトガキメル、、、

そんな気持ちでまた歩いてしまった。

みちのく潮風トレイルも
南部分はそんな暗い気持ちで歩いてしまってばかりかな。震災から10年。

街は変わり人は戻り。
そんな街を見るとヒトってすげーな。って。
悲しみの上に立って生活してる。

18から沖縄の戦跡めぐりを10年間していたんですけど、それにも似た感覚ですね。

自分の家族を奪った海と共存して、
家族を失った大地にまた根を張る。
その哀しみってどんなものなのか。

そこで前を向く強さが人にはあるんだ。

アメニモマケズ

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昨日は大好きなアメニモマケズを「描いて」みた。

この詩のどこが好きかって
「ホメラレモセズ クニモサレズ」
ってとこです。

人間、承認欲求ってのがあるからどうしても「みてもらいたい」ってのがあるんですよね。自分は強い方かな。

それがない、ということなんですね、これは。

自分が、こうしてブログを書いたり、Twitterに練習を載せたりするのもライバルや仲間に見てもらいたいから載せてたんですけどね。

そこでモチベーションも上げてるわけだったんです。もちろん悪いことではないんですけどね。仲間うちには発表などせずともコツコツ走ってる人ばかりで。

サウイフモノニワタシハナリタイ
ってね、思ったり。
賢治も「ナリタイ」って書いてるってことはなれてないってことで。
まぁ、人それぞれのスタイルあるよ。

まぁ、旅が終わるまでこの記録はしっかり書こうと思います!!
見てみて!!って写真載せたりしちゃいます!

旅も終わりかな

ともう180kmも歩いたし身体も疲れてきた。

トレイルは雪が酷くて通過に時間がかかりすぎてしまい、夏に仕切り直そうという区間もいくつか。

ならば、、、。
「嫁ちゃんの実家に行って夏の無礼を謝ってそのまま滞在しちゃおう。」
なんて思ったわけ。

なんたって娘に会いたいしさ。

で、嫁ちゃんに連絡したら珍しく数分で返事返ってきて、、、。

「来ないでもらいたい」

とのこと。マジかw

コロナの検査結果とかも持ってきたよ、と伝えるも、そういう問題じゃない。この時期に町に東京の人が入ってきたなんてわかったら住んでられないとのこと。

なんか凹むけど、仕方ないな。
その通りかとも、思う。

ということですので、旅は続けますが、
みちのく潮風「トレイル」の通過が、身体的にも荷物的にも(重すぎ)困難なので、綺麗な海を見ながら主に国道の海岸線を北上しようかと思います。

まだまだ旅を、続けます。

娘たちに会いたいなぁ。
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