【ﾚｰｽﾚﾎﾟ】悔しさは最高の手土産〜ITJ2020〜

スタート

今回スタートはABCのブロックに分かれての2分ごとのウェーブスタート。
密にならないようにと、各選手の立ち位置も決められていて結果的に押したり押されたりがなかった、すごくスムーズでいい感じ。

Bブロックのあたりでブログにいつもコメントをくださる狼煙さんに声かけてもらう、ありがとうございました、優しいコメント通り優しい感じの方でした、緊張が解けました！そしてナイスランです！

さて、そんなこんなしてるうちにあっという間にスタート！

スタート〜C1 宝蔵院

9.7km 308位→242位

まずはロード登り、ガンガン標高を上げて行く。最初の9kmで700mくらいかな？？
㌔6切って進みたいところ。

朝日も見えてきていい感じ、去年は駆け上がった坂道、今年は走力が上がってるはずなのにペースが遅い、、、。㌔6後半を見てしまうがどんどん前を抜いて進む。
心拍ばかり上がって嫌な予感。
登りでネムさんに抜かれて、下りで抜き返す笑

60分で通過するはずの宝蔵院を65分かかって通過。
再びネムさんに追いつかれるw
しばらく前後していい刺激をもらう。

C1〜A1 こがね橋

26.0km 242位→222位

頑張って走ってはいるんだけど、林道で脚が終わりを告げた。
ふくらはぎが張ってしまい、パンパンになる。自分の脚ではないみたい。
大腿四頭筋がこの辺りから攣りまくる。
安全ピンでぶっ刺すと治まるのでチクチクと刺しながら進むwww
下りは腹に衝撃が来ておなかもパンパンになり痛苦しい、残りの40kmをどうするか考えつつもエイドはスルー。時間を稼ぐ。
ここから地獄の40kmが始まる。

紅葉が綺麗、しかし登りはもう走れず。
粘るしかない、回復する可能性もある。
エイドの時間を削って前に進む決意を固める。

A1〜A2 仁科峠

40.2km 222位→213位

去年はうどんを食べたり、テーピングしたり、一服した仁科峠エイド。
ここまでの登りでかなり抜かれた気がして、給水して塩カツオうどんを横目に30秒でエイドを出る。

もう止まったら動けなくなる気がしてて、残り26kmをとにかく進むしかない。目標からは30分遅れて8時間切りは絶望的。
でも、最後まであきらめない事を自分に誓う。
もしかしたら奇跡的に回復して大爆走できるかもしれない。と思い込む。

引き続き階段登りで大腿四頭筋が攣りまくる、安全ピンで刺しながら進む、
安全ピンマジで助かるわ、太もも血だらけ。

この頃から顔面にもなんか異変。
顔面まで乳酸溜まるってあるのか？と思いつつ結果的に顔まで筋肉痛になった。

A2〜A3 土肥駐車場

51.2km 213位→200位

途中、あまりに景色がいいのでスタッフにお願いして写真を撮っていただく。唯一自分が写った写真。

26kmの選手が合流、引っ掛かったりしてストレスになるか？と思いきやみなさん気持ちよく道を譲ってくれる。
26kmの選手達はトレイル初心者も多いだろうが、マナーがとても良かった。

Aゼッケン着けて情けない走りを見せたくないし、声をかけながら抜かさせていただき前に進む。登りで抜かれたりもあったけど再び下りや平地で抜き返したりの展開、26kmの選手から本当にしぶといですね、強いです！と褒め？られる。

A3〜GOAL 虹の郷

66.0km 200位→175位




もう目標の8時間切りは無理、時計が8時間になった。けど、なんとか8時間台をキープしたい。
目標より1時間遅れ、とそれ以上では天と地ほど差がある。

もうここまで来たら気持ちで走る。
普段積み重ねてきたものが身体を前に推し進めてくれるような不思議な感覚。

下りに入って右足の親指の爪が剥がれて血がどんどん出てくるも無視して進む。靴の中がぬるぬるする。当然エイドはまたスルー。（結局エイドによらずに走り切ったw）

止まったら時間は1分そこそこ。すごくね？
全てのエイドをスルーして脚が終わった分をカバーした感じ。

だるま山まで登ればあとは下りだけ、、、。
って思ってたら今年はまさかの途中からから再び登り、トレイルに再び入る。
残り10kmは知らないランナーさんととにかく8時間台を目指そうと鼓舞しながら進む、そしてロードであっさり抜かれるwww

ロードは身体を前に倒すと5’00/kmで進んでいける。

残り1kmの看板、時計は8:53’00行けるかな？？と思ったら、、、。

ゴール前500mでクッソ登り、60mくらい？？

左奥から登ってきて右上に登っていく。
かなりきつい。

腕をブンブン振ってここで4.5人抜く、もう9時間カットは無理かもしれないけど全力を尽くす。

ゴールが見えた！間に合うかも！

その時、
「隊長！！視線こっちです！！」

？？は？？

前日になぜか23km走ったＯちゃん、
なぜお前がそこにいる？！

Ｏちゃんはスタート後にSS氏と死闘を繰り広げた末に最後置いていかれたらしい。

8時間27分とか、マジか、、、。

GOAL後、、、。

ボラ、2日間にわたってお疲れさまのバンチョーと記念撮影。

で、、、。

なんでお前がそこにいるんだよ！？

「あっ、すいません、調子良かったんです、、、。8：27でゴールしてしまいました、すいません。」

クッソ、なぜ謝る！！笑

SS氏は？？8時間19分でゴールです。
で、もう帰りました！
（その後、ご家族と合流して旅行を楽しむようだった、いいなー。）

は、はええ、、、。

ね、ネムさんは？？
流石に来てないだろ？？

あ、ネムさんは自分のすぐ後に来て、ハダさんともう帰りました！ハダさんはSS氏のすぐ後ろだったようです。
（その後、「まっさーん、（8時間台に）ねじ込んだね！ナイスラーン！」って、ありがたいなぁと。）

は？マジかBIG4の中でビリかオレ、、、。

結局BIG4は
全員が8時間台、順位もみんな仲良く100位台。（まっさん両方ともギリギリだけど）

ひとまわり下の後輩Ｏちゃんとまた切磋琢磨して戦う事を誓う。

おわりに

結果は悔しいものになってしまった。
目標も達成できず、仲間の中ではダントツのビリになった。

Twitterで結果をつぶやくとKatsuさんから

「悔しさは最高の手土産ですよ」

とコメントをいただいた。
やけに頭の中に残る言葉だった。

努力が実らなかった事がじわじわ悔しくなってきて情けなかった。

今回は反省点が多い。
いちばんは不安になって寸前まで練習し続けてしまった事。（前日に23km走った例外野郎は参考にしない。）

一番調子が良かったのは駒沢公園をぐるぐる56km437ペースで走ったあの時だったなぁ。

4月のUTMFに同じ轍を踏まぬように経験を活かしていきたい。

ともあれ、毎年恒例のIzu Trail Journey。
これを走らないと年が終わらないような気がしているので、走れて良かった。

激坂→トマス練→奥多摩駅伝→ITJとこのコロナ禍の中では1年をしっかり締めくくれて感謝だ。

ボラの皆さま、大会開催に漕ぎつけてくれた関係者の皆さま、心より感謝です。

距離：66.0km／累積標高差(＋)3,120m、(－)2,870m　
スタート地点：松崎新港（静岡県松崎町）
フィニッシュ地点：修善寺虹の郷（静岡県伊豆市）