2月まとめ
東京マラソンに、出たかった
気持ちは切り替えたつもりだったが、やはり今日を迎えると今頃スタートについた頃かなとか、この辺りを走ってるか?とか考えていたら悔しい気持ちでいっぱいになった。
やっぱり、今年の今日、走りたかったな。
ガーミンは2/29から「ピーキング」となった。
STRYDパワーメーターを使って考えうる中で完璧な調整が出来た。
7か月で2500km以上走って、最高のピークを予定通り迎えた。
負荷の計算は
(直近の42日)-(直近の7日)
のパワー出力や走行距離の負荷の差がどのくらいになっているかを常に見比べながら行い、練習量や負荷を段階的に減らした。
結果、狙った3/1にほぼ完璧にピークを持ってくることができた。
秋の大田原の失敗を活かすことが出来た。
完全なピーキングを感覚だけでなく数値化して行えたことは必ず来年に活かせる、そう思うしかない。
大迫傑選手の涙
レース展開などはもう皆さんが見たり、ニュースでやっていたり、ブログに綴られているので割愛。
大阪国際女子マラソンで松田瑞生選手の歓喜のゴール、インタビューとはだいぶ違うな、と感じた。
大迫傑選手は負けた時はすごく悔しがる。
しかし、他の感情やガッツポーズをあそこまで出す選手ではないかな、と思っていた。
その大迫選手が、ゴール手前の直線に入り、何度もガッツポーズをしていた。
正確に言えば「感情をむき出しにしていた。」かな。
日本人トップをとった、喜び。
思い通りの走りで日本記録を出した、喜び。
それでも世界には届かなかった、怒り。
MGCで味わった自分に対する、怒り。
ケニアにまで行って孤独を味わった、哀しみ。
妻や小さいムスメ達と離れていた、哀しみ。
久しぶりに家族と会える、楽しみ。
42.195kmを噛みしめ、振り返る、楽しみ。
大迫傑選手は「ひとつひとつ」という言葉をよく発する。
様々な感情がひとつひとつ、絡まり、打ち消し、増幅し、複雑になった感情が爆発したんだろう。
レースが終わり、その感情をひとつひとつ、丁寧にほどきながら、味わって、少し余韻にひたり、彼はまた努力を積み上げていくんだろう。
2021年の東京マラソン、自分はどんな感情であのコーナーを曲がるんだろうか。
多くの絡まりあった感情のひとつひとつに襲われながら、最後の直線をを駆け抜けたいな。
1年間でたくさんの努力を積み上げたい。
マラソンだけでなく、仕事や家庭においても。
先にゴールを
見てしまうのではなく、自分のやっていることを
ひとつひとつ確認しながら、そこに価値を見出しながら
やっていくということを
今はしています。
大迫選手が放った言葉の中で、一番好きな言葉だ。
大迫選手、おめでとうございます。
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