先日山の日から北アルプスに入山してTJARの応援に行ってきました。大会はX(旧twitter)、Instagram、Facebookなども絡めて盛り上がり、多くの選手の気持ちのこもった走りや名言、前に進む姿を見てまた自分も気持ち新たに頑張ろう、と思いました。
この大会はその「がんばる」に尽きるなぁと感じたところ。
TJAR関連の書籍はどれもバイブルです。
自分も「参加した」大会。
https://www.sub3.sugara.net/2024/06/23/tjar2024/
今回は選考会に参加、とにかくいろいろ噛み合わず、辛酸を舐めた。
ただ、同じあの瞬間、あの場所にいた多くの同士がゴールを目指す姿をみてみたくなり応援に行くことを決めた。
ルートと同行者
ルート(上高地→新穂高BT)
今回はファストハイクスタイルではなく、のんびり歩くことにして、選手全員を応援することを目標に。
結果的にこのようなルートになった。(ヤマレコにログあり。)
同行者
今回はカナっちのアルプスデビューを兼ねた。当初カナっちのねーちゃん(ゆきちゃん)を誘ったが仕事で来れず💔
自分の友達も誘って槍→双六まで同行する予定もさわんどBTの駐車場にも入れず、、、。お盆の上高地の恐ろしさを知った。とりあえず選手を応援することが優先なので双六で会うことを目標に前に進むことに。
カナっちがキチンとログを書いてくれたのでここで上げておく。
カナっちは3年ほど前に「(おねーちゃんみたいに)山に行きたい、山登りのことを教えて欲しい。」
と言われてから、高尾山や奥多摩などの低山から少しずつステップアップし、昨年は八ヶ岳(赤岳)の鎖場、今年は富士山での12時間行動などをこなしてきた。地図も少しづつ読めるようになり、ヤマレコでコースを作ることも出来るようになり、ココヘリや山岳保険にも加入した。
当日も少し気持ち悪くなったらしたようだがキチンとトラブルシューティングをして初アルプスで上高地→双六をやってのけた。(槍ヶ岳のTJARスタッフの方々には「初にしてはエグい日程ですよ、、、と笑」)
テントや荷物、途中からは雨具や化粧道具まで私が持ったんですけどね、、、まぁ良い。
荷物多いのでGREGORYのBALTORO75。シューズはLa SportivaのTX Guide Leather。
こんな素晴らしいザックは他にないし、重い荷物を背負った時のTX Guide Leatherは最高に安定する良き相棒。
カナっちのテントはfinetrackのカミナドーム2、マットはイナーシャオゾン、シュラフはfinetrackのオレンジ。「まくら変わると寝れんのよねー。」とか言ってた割に夜中も6時間くらい大爆睡とのこと、良かったな。
一方、私は選考会セット、カナっちのテントの方向から聞こえる大きないびきと寒さでちっとも眠れなかった。きっとその向こうのテントの人だろうと言われました( ´_ゝ`)フーン…
応援するということは
応援ってのはですよ、
「がんばれー!」
と背中を押すことであるのです。あたりまえなそのその言葉を放つたびに、思っていた。
「頑張れってる人に「がんばれ」と言えるほど、自分は頑張っているのか?」と。
昨年は2度の骨折があり、まともに走れない時期が長かった。
治ってからもイマイチ「走る」という気持ちに火がつかずくすぶりつづけた時間が長くなってしまった。
しかし不思議と「がんばれ」というと自分が「がんばれる」んですよね。
途中、すれ違う選手達に「がんばれ」、キツそうなかなっちに「がんばれ」そういえば言うほどチカラがみなぎり身体は軽く前へ。
その答えはここに。
#30駿谷選手のFBより。
「なぜ人は人を応援するのか。」
そして#29辻元選手のインタビューがそのアンサーになっているように感じた。
@jironsmtさんのポストが的を得た感じでまとまっていたので引用を。
人は「がんばれ!」と応援することで自分にも「がんばれ!」を投げかけている。
「がんばれ」という言葉は応援の時にしかかけられないから人は応援する、しかしその言葉の裏には自分へのエールも含まれているということ。
「がんばれ」って言うから自分も「がんばる」という真理。
その道が日本海から太平洋まで続いていた、なんてすごく素敵ではないですか!
#29辻元選手/#30駿谷選手、歳を重ねてもまだまだ可能性はいくらでもあることを感じさせてくれた2人のすごい選手、その言葉は重かった。
終わりに。
「がんばれって言いたいからがんばる。」
これはそもそも自分の言葉ではなく、自分が愛聴している100miles 100timesという TOMOさんのポッドキャストのエピソードで54本目の100マイルを走った時(2020.1月)に収録された時にTOMO’s セオリーとしてトモさんが放った言葉。
それからしばらく頭を支配したこの言葉は、事あることに口から出て、自分を前に進ませることができた、そんな不思議な言葉だ。
前述のとおり、昨年自分は多くのトラブルでRUNや仕事、私生活も困難に見舞われたが、その時に自分の中に閉じこもるのではなく。
同じような同士、同僚、前に進もうとしている家族に対して「がんばれ」と投げかけることで足を地につけて立っていられることができたし、今こうして前に進めていると思う。
つまり言いたいのは、自分が頑張れない時はそこに注目して腐ったり、殻に閉じこもるのではなく、自分から外の世界を見て他人をみる、応援する、それで自分がまた前に進めるって事だ。
まぁまぁ、というより、かなーり、長くなりましたが、TJAR2024は終わり、次は2026大会です。
また自分はチャレンジしようと思います。
応援で繋がれた日本海から太平洋までの道を歩いてみたい。
そして、「がんばれ」って応援してくれる皆さんにも「がんばれ」のエールを送りたい。
それが当面の夢です。
さて、苦手なマラソンにまずは取り組みます!
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